Demisterの分離作用というのは衝突作用のことであり、液体中より発生するガス(この中には液体分子を含んでいる)は塔中を上昇して、デミスターに衝突する。そのときガスの中に含まれている液体分子が針金の表面にぶつかり、一瞬の間そこに留るが、やがて隣り合うワイヤーとワイヤーの間に表面張力の関係が働き、互いに引張り合い、毛細管現象を起こして集合し、この分子は適当な大きさになれば電力の作用でデミスターより下方に上昇ガス流中を落下します。操作中はこのように液滴とガス流はデミスターによって完全に分離され、不純物等は完全に除去されます。
主として石油精製、石油化学、石炭化学、瓦斯科学、製塩工業、製糖工業、電子工業その他、合成化学等あらゆる工業にわたって、広範に利用され、ますますその分野が広まりつつあるのが現状です。 |
1の中に発生した2は、液表面において破裂して、3となり、塔中を上昇しDEMISTER(5)に衝突。4と6に分離され4は3の中に落下して1にもどり、一方6はDEMISTERを通過して上昇する。 |
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